50代以上の「シニア婚活」が活発化している背景
なぜ今、50代以上の婚活がこんなにも盛り上がっているのでしょうか。このデータから、僕なりに3つのポイントを深掘りしてみたいと思います。
1. 人生100年時代、パートナーシップの価値観が変化

平均寿命が延び、「人生100年時代」と言われる現代において、50代はまだまだ人生の折り返し地点。これからの長い人生を一人で過ごすより、やはり「共に歩むパートナー」がいた方が、より豊かで充実したものになる、と感じる人が増えているのでしょう。これは、30代、40代の私たちにとっても、将来を見据えたパートナー選びを考える上で、とても参考になる視点だと思います。結婚はゴールではなく、その先の人生をどう共に生きるか、ということがより重要になっているのかもしれませんね。
2. 女性の社会進出と経済的自立が婚活を後押し

今回の調査では、女性の成婚数が2017年比で約5.8倍と、男性(約3.4倍)を大きく上回る伸び率を見せています。これは、女性の社会進出や経済的自立が進んだことで、結婚のタイミングや人生設計を自ら選択する人が増えていることが背景にあると考えられます。離婚や死別を経験した後も、新たなパートナーとの出会いを前向きに捉える価値観が広がっているのでしょう。年齢や過去にとらわれず、自分の意思で幸せを追求する女性の姿は、とても素敵で力強いなと感じます。
3. 男性は「子ども」へのこだわりが少ない方が成婚しやすい傾向

50代以上の男性に注目すると、「子どもを希望しない」人や「こだわらない」人の方が、成婚しやすいという興味深いデータが出ています。「子どもを希望する」男性を基準とした場合、「希望しない」人は約2.0倍、「こだわらない」人は約1.7倍成婚しやすいそうです。
これは、子どもを持つことを前提としないことで、相手の年齢やライフプランに関する希望条件が広がり、より多くの出会いの機会につながっているからでしょう。人生100年時代において、結婚に求めるものが「子育て」だけでなく、日々の暮らしを支え合ったり、趣味や旅行を一緒に楽しんだりすることへと多様化していることが示唆されています。30代、40代の男性の中には、「結婚=子育て」というプレッシャーを感じている方もいるかもしれませんが、結婚の形は一つではない、ということをこのデータは教えてくれているように思います。
賢作からの提案:固定観念にとらわれず、自分らしいパートナーシップを
今回のデータは、年齢を理由に「もう遅い」と婚活を諦める必要は全くない、ということを力強く示してくれています。そして、それは30代、40代の私たちにとっても同じことが言えるのではないでしょうか。
結婚やパートナーシップに対して抱いている「こうあるべきだ」という固定観念を、一度見直してみる良い機会かもしれません。子どもを持つことだけが結婚の目的ではないですし、年齢を重ねてから出会うパートナーだからこそ築ける、深く穏やかな関係性もあるはずです。自分にとって本当に大切なパートナーシップとは何か、どんな人生を共に歩みたいのかを、じっくり考えてみるのはいかがでしょうか。
焦らず、でも前向きに、自分らしい幸せの形を追求していくこと。それが、充実した未来への一歩になるはずです。今回のデータが、皆さんの婚活やパートナー探しにおける、新しい視点や希望につながることを願っています。
IBJ結婚みらい研究所では、他にも様々な分析データを公開しています。

改めて、賢作でした。皆さんの人生が、素敵なご縁に恵まれますように。


