Z世代にとってMBTIは「当たり前」の共通語
まず驚いたのが、Z世代におけるMBTIの認知度の高さです。とある調査によれば、Z世代の97.6%がMBTIを認知しており、96.4%が診断を経験しているという結果が出ています。これはもう、「知らない方が珍しい」と言えるレベルですよね。まさに、彼らにとってMBTIは、一過性のブームではなく、日常会話の中に溶け込んだ「共通語」になっていると感じます。
私たちが若い頃は、血液型診断や動物占いなんかが流行しましたが、MBTIはもっと深く、自分の性格や思考パターンを言語化するツールとして使われているようです。
自己理解を深める「自分の説明書」として
この調査で特に印象的だったのは、Z世代の82.2%がMBTIを通じて「自分のことを理解できた」と回答している点です。自分の特徴を短い4文字で表現できることで、自己認識が深まり、自分の「説明書」を手に入れたような感覚になるのかもしれません。

私たち30代・40代も、日々の忙しさの中で、改めて自分自身と向き合う時間はなかなか取れないものです。でも、MBTIのようなツールをきっかけに、自分の強みや弱み、思考の癖などを再確認することは、きっと仕事やプライベートの質の向上にもつながるはずです。
人間関係を円滑にする「会話の入り口」
MBTIは、自己理解だけでなく、人間関係にも良い影響を与えているようです。調査では、MBTIを知った後に自分のことを「話しやすくなった」と感じる人が48.4%おり、52.6%が人間関係に良い影響があったと回答しています。


これは、「あなたはこういう人だよね」と決めつけるためのツールではなく、「私はこう感じるけれど、あなたはどうか」と、お互いの違いを話し始める「仮の共通語」として機能しているからだと考えられます。例えば、職場の若手と「〇〇タイプだと、こういう仕事の進め方って得意ですか?」なんて会話をしてみると、意外な一面が見えたり、コミュニケーションがスムーズになったりするかもしれませんね。
ただし、注意したいのは、MBTIの結果だけで相手を判断したり、決めつけたりしないことです。相性診断も人気ですが、あくまで「会話の入り口」として活用し、相手を一人の人間として理解しようとする姿勢が大切だと私は思います。

SNSや消費行動にも影響を与えるMBTI
Z世代は、SNSでMBTI関連の投稿を見る人が78.4%にも上り、52.2%がMBTIと関連付けられた商品やサービスに興味を持つという結果も出ています。


これは、「自分向けかもしれない」というパーソナライズされた情報や体験に価値を見出している証拠でしょう。私たち大人世代も、SNSで流れてくる情報をただ眺めるだけでなく、自分の興味や関心に合わせて情報を取捨選択するヒントとして、MBTIのような視点を取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。
MBTIは「定点観測」のツール
さらに興味深いのは、Z世代の56.2%がMBTI診断を複数回受けているという事実です。診断結果が変わることも、彼らにとっては失敗ではなく、過去と現在の自分を比較する「定点観測」の材料になっているようです。

人生の様々な局面で、自分の価値観や興味が変化することは誰にでもあります。私たち大人も、数年ぶりにMBTIを受けてみて、過去の自分と今の自分を比較してみることで、新たな気づきや成長を実感できるかもしれません。
賢作からの提案:MBTIを「自分を知る羅針盤」に
今回の調査結果から、MBTIはZ世代にとって、自己理解を深め、他者とつながるための強力な「仮の共通語」になっていることがよく分かりました。これは、決してZ世代だけの文化ではありません。
私たち30代・40代も、このMBTIというツールを、自分を知る羅針盤として、そして、多様な価値観を持つ若い世代との架け橋として活用できるのではないでしょうか。子どもの個性を理解するヒントにしたり、職場の若手とのコミュニケーションを円滑にしたりするきっかけにもなるかもしれませんね。
まずは、気軽にMBTI診断を試してみて、自分のタイプや特徴を知ることから始めてみるのはいかがでしょうか。きっと、新しい自分の一面や、他者との面白い共通点・相違点が見つかるはずです。
この調査研究レポートの完全版は、以下のリンクから無料でダウンロードできるそうです。Z世代のリアルな心理について、もっと深く知りたい方はぜひ活用してみてください。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。賢作でした。
【調査概要】
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調査名:Z世代のMBTIについての意識調査
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調査対象:全国のZ世代(18歳~24歳)
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調査期間:2025年6月〜2025年7月
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分析・レポート作成期間:2025年8月〜2026年8月
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調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
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有効回答数:n=500
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調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom合同会社)
【Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)について】
Z世代特化の次世代型シンクタンク。Z世代当事者たちが Z世代の実態や価値観を様々な観点から把握・分析し、実践的なマーケティング情報を提供しています。
公式サイト:https://z-sozoken.studio.site
【Fiom合同会社について】
Z世代に特化したクリエイティブカンパニー。メンバー全員がZ世代で構成され、Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用まで実行支援しています。
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