中高年のデート会計、3つのリアル
人生経験でつながるマッチングアプリ「ラス恋」が40代以上のユーザー516名を対象に行った「ミドルシニアのデートに関する実態調査」から、見えてきた中高年世代のデート会計のリアルを3つのポイントに分けてご紹介します。
1. 「男性が払う」という意識が根強い
今回の調査では、男女を合わせた全体の85.9%が「男性が全額、または多めに支払う」ことを理想としており、実際の支払いでは88.2%と、さらに高い割合で男性が負担していることがわかりました。男性としては、やっぱりスマートに支払いを済ませたい、という気持ちは少なからずあるのではないでしょうか。

年代別に見ると、60代では90.4%が男性負担と回答しており、40代の81.8%に比べて約10ポイントの差があります。世代間の価値観の違いが、この結果に表れているのかもしれませんね。また、婚歴別では、離婚経験のある層で88.5%が男性負担を理想とする一方で、未婚層では76.6%と、離婚を経験した層の方が男性負担を望む割合が高い傾向にあるようです。

賢作の視点からすると、離婚を経験された方は、これまでの人生で様々な経験をされてきたからこそ、デートの場面での「お相手への気遣い」や「感謝の気持ち」をより大切にされているのかもしれません。男性としては、そんなお相手の気持ちを汲み取り、スマートに対応したいものですね。
2. 女性の「支払う意思」と男性の「受け止め方」
調査結果によると、「お互い半額ずつ」を理想とした女性でも、実際の会計では半数以上が男性が支払っていると回答しています。女性側も支払う意思を見せるものの、現実には男性が引き受けている様子がうかがえます。
「初デートでは男性に奢っていただくことが多いです」という声や、「男性側が大抵気前よく払って下さるので、前もってお土産を用意して渡すようにしています」といった女性からの具体的なエピソードも寄せられています。一方、男性からは「こちらが全額支払うつもりだったが、気遣いから割り勘にしましょうと言ってくれた。こんな女性はなかなかいないと思い嬉しかった」という声もあり、お相手の心遣いに心が動く瞬間もあるようです。
女性が支払いの意思を見せてくれるのは嬉しいものです。でも、そこは「僕に任せてください」とスマートに受け止めるのが、大人の余裕かもしれません。そして、もしお相手が「割り勘にしましょう」と提案してくれたら、その気遣いを素直に受け止めるのも、また素敵な対応ではないでしょうか。
3. 金額よりも「会計の所作」が心に響く
初デートの食事予算について尋ねたところ、女性は「1,000〜3,000円」が51.1%で最多となり、5,000円を超える予算を想定する人は13.2%にとどまりました。一方、男性は74.3%が3,000円以上、35.5%が5,000円以上と回答しており、男性が高めの予算を見込んでいることがわかります。

この結果から、女性は必ずしも高級店を望んでいるわけではないことがわかります。前回の調査でもチェーン店利用に必ずしも前向きではないことが示されており、「豪華な食事でなく、飲み物買ってくるねくらいの気軽な感じで小さく奢ってくれるくらいが、気を使わなくていい」といった声が寄せられています。同じ予算でも、「ひと手間かけて自分のために選んでくれた一軒」に喜びを感じるのかもしれません。
自由回答には、金額よりも会計の「所作」に関する声が多く集まりました。
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「食事後にお手洗いに立っている最中に支払いを済ませてくれていた。漫画やドラマみたいで嬉しかった」(神奈川/40代/女性)
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「割り勘しようと思っていたら、払わせるつもりで来てないからと言ってスマートに支払いをしてくれた時はキュンとした」(千葉/40代/女性)
男性からも「自分が払おうとしたら、既に支払いが済んでいた」(東京/50代/男性)と、相手の気遣いに心が動いた経験が寄せられています。こうしたさりげない気遣いは、本当に心に響くものですよね。
一方で、気持ちが離れる場面として挙がったのは、金額の高さではなく気遣いのなさでした。「1円単位まできっちり割り勘はモヤッとする」(神奈川/50代/女性)、「『じゃあ◯◯◯◯円ね』ときっちり割り勘の金額を言われて払ったが、印象はあまり良くない」(神奈川/60代/女性)といった声は、やはり残念に感じてしまいます。
男性側からも「財布を触ろうともしない人とは、次はあり得ない」(愛知/50代/男性)という意見があり、金額や負担の割合そのものよりも、お互いを思いやる気遣いやさりげなさが、中高年の恋では大事にされているようです。
賢作が考える、これからのデート会計
今回の調査結果を見て、改めて「大人のデート」における会計の奥深さを感じました。男性が負担する傾向が根強いのは事実ですが、それは単に「奢る・奢られる」という表面的な関係性だけではない、ということが見えてきます。
お互いのこれまでの人生経験を想像し、尊重し合う気持ちが、会計という場面にも表れるのではないでしょうか。若い世代の割り勘論争とは少し異なり、中高年のデート会計には、互いを支え合ってきた記憶や、これからの関係性を大切にしたいという思いがにじみ出ているように感じます。
もしあなたが初デートの会計で悩んだら、まずは「お相手への気遣い」を一番に考えてみてください。さりげなく支払いを済ませたり、お相手が支払いの意思を見せたらスマートに受け止めたり、あるいは素直に甘えたり。その場の状況や、お相手との関係性に合わせて、心地よい選択をすることが大切です。
人生の後半戦だからこそ、過去の前提にとらわれず、自分たちなりの心地よい関係性を育んでいけたら素敵ですよね。ぜひ今回の調査結果を参考に、皆さんのデートがより素敵なものになることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。賢作でした。




