Z世代はMBTIをどう見ているのか
Z-SOZOKENが全国のZ世代500名を対象に行った調査によると、MBTIコンテンツを見ていると回答した479名のうち、68.3%が「あるある動画」を、そして43.4%が「相性診断」をよく見ると回答しました。やはり、自分や周りの人を重ねて楽しむ「あるある」や、人間関係のヒントになる「相性診断」は人気なんですね。

しかし、興味深いのは、相性診断を閲覧するZ世代が多いにもかかわらず、彼らが「相性は関係の答えにしない」というスタンスを持っていることです。彼らにとってMBTIは、あくまで「会話の入口」であり、人間関係の結論を出すものではないと考えているのですね。これは、私たちも見習うべきポイントかもしれません。
「決めつけ」が生む違和感とその背景
調査の自由記述からは、MBTIで性格や相性を「決めつけられる」ことへの違和感が多数寄せられました。例えば、「君はINTJだから合理的でしょ!」と言われたり、「このタイプは冷たいらしいから合わなそう…」と、タイプへの固執が偏見を生み、人との間に壁を作ってしまうケースもあるようです。

私も30代・40代の皆さんの中には、過去に「血液型がA型だから几帳面だよね」とか、「星座が〇〇だからロマンチストだ」など、レッテルを貼られてモヤモヤした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。MBTIも、便利さがある一方で、結果を信じすぎると、本来の相手を見失ってしまう可能性があることを示唆しています。
人間関係を豊かにする「余白」の3つの言い換え
Z-SOZOKENは、MBTIを安全に楽しむための「3つの言い換え」を提案しています。これは、私たち大人の人間関係にも非常に役立つ考え方だと感じました。

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「断定」を「傾向」に変える
- 「あなたは内向的だよね」と決めつけるのではなく、「あなたはこういう傾向もあるかもしれないね」と伝えることで、相手が「確かに、そういう場面はあるかも」と受け入れやすくなります。これは、相手の個性を尊重し、対話を促す姿勢に繋がります。
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「相性」を「会話のヒント」に変える
- 「この人とは合わないかも」と結論を出すのではなく、「(MBTI的にはこうだけど)私はこう感じたよ、あなたはどうだった?」と、お互いの違いを話し合うきっかけにしてみるのです。相性は、あくまで「違いをどう感じるか」という会話の入口なんですね。
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「正解」を「本人の言葉」に変える
- 診断結果が「正解」だと盲信するのではなく、相手に「これ、当てはまるところある?」と聞いてみましょう。もし相手が「うーん、ここは違うけど、ここはすごく納得!」と答えたら、その「本人の言葉」こそが一番大切です。診断の説明よりも、本人の納得や違和感を優先することが、深い理解へと繋がります。
これらの言い換えは、ラベルで会話を閉じるのではなく、本人を知るために会話を開くための、とても素敵なアプローチだと感じます。
大人の関係性に活かす「余白」の設計
Z-SOZOKENは、ブランドがMBTIコンテンツを提供する際に守るべき「余白の設計」についても言及しています。これも、私たちの人間関係に置き換えて考えてみると、多くの気づきがあるはずです。

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タイプを選び直せる柔軟性
- 一度診断したタイプに固執せず、本人がいつでも選び直せるような柔軟性を持つこと。人間は常に変化します。相手が「最近は少し変わったかも」と感じているなら、その変化を受け入れる姿勢が大切です。
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MBTIを使わずに参加できる選択肢
- MBTIを知らなくても、その人自身として関係を築ける選択肢があること。MBTIはあくまでツールであり、それがないとコミュニケーションが取れない、という状況は避けたいですよね。
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本人の言葉や行動で結果を上書きできる可能性
- 診断結果よりも、本人の実際の言葉や行動を尊重し、それによって相手への理解を更新していくこと。例えば、「彼はINTJだけど、チームでの調整がとても得意だ」と感じたら、その実際の行動を評価することが重要です。
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提案の根拠を説明できる透明性
- なぜそのタイプだと判断したのか、なぜそう感じるのか、根拠を説明できること。例えば、相手の特定の行動や発言から「こういう傾向があるように見えますね」と伝えることで、より納得感のある対話が生まれるでしょう。
もし、相手が診断結果を否定できないような状況を作ってしまうなら、それはMBTIを無理に持ち出すべきではない、と賢作は考えます。大切なのは、相手を型にはめることではなく、その人自身を理解しようとする姿勢です。
賢作が考える、MBTIと大人の人間関係
私自身、MBTIは人間関係の「補助線」として、とても有益なツールだと感じています。初対面の人との会話のきっかけになったり、相手の思考パターンを理解するヒントになったりすることは、確かにあるでしょう。
しかし、それはあくまで「補助線」であって、「答え」ではありません。診断結果だけで相手を判断したり、レッテルを貼ったりすることは、せっかくの人間関係を狭めてしまう可能性があります。
「このタイプだから、きっとこうだろう」と断定するのではなく、「こういう傾向もあるのかもしれない」という謙虚な姿勢で接すること。そして、相手の言葉に耳を傾け、もし診断結果と違うと感じたら、その違和感を大切にすること。そうすることで、MBTIは私たち大人の人間関係をより深く、より豊かにする手助けをしてくれるはずです。
ぜひ「余白」を意識して、人間関係を深めてみませんか?
Z世代の賢明なMBTI活用術から、私たち30代・40代も、人間関係をより良くするためのヒントをたくさん得られるのではないでしょうか。MBTIをきっかけに、相手との会話を深め、お互いの個性や価値観を尊重し合う関係を築いていく。そんな「決めつけない余白」のあるコミュニケーションを、ぜひ皆さんも試してみてください。
この調査研究レポートの完全版は、下記から無料でダウンロードできますので、さらに詳しく知りたい方はぜひご覧になってみてくださいね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。賢作でした。


