1. 「同意」は現代の恋愛・人間関係の新しいスタンダード
今回の調査で、まず驚いたのは、回答者全体の94.6%が「同意は重要」だと答えていることです。特にZ世代(18〜25歳)では、さらに高い割合で重要性が認識されていると見受けられます。これは、性的行為に限らず、写真撮影(50.8%)や個人情報の共有(58.8%)といった日常的な場面でも「同意が必要」だと感じられているというから、もう「同意」という概念が、新しい人間関係のスタンダードになっていると言ってもいいかもしれませんね。
私たち30代、40代も、多様性が尊重される時代に生きる中で、相手への配慮や尊重がより一層求められていると感じることが増えたのではないでしょうか。この調査結果は、そうした時代の流れをはっきりと示しているように思えます。

2. 理解はしているけれど「難しい」と感じる本音
「同意は大切」と頭では分かっていても、実際にそれを実践するとなると、話は別。「同意をとることは難しい/やや難しい」と感じる人は、男性で45.2%、女性で33.7%にのぼるとのことです。特にZ世代の男性では48.6%、女性でも38%が難しいと回答しており、若い世代ほどこの難しさを感じている傾向が見られます。これは、賢作としても「なるほど」と感じる部分です。重要性は理解しているけれど、どう切り出せばいいか、相手にどう受け止められるか、考えてしまうのは自然なことかもしれません。
この「難しさ」の背景には、もしかしたら社会の中に無意識に存在する「男らしさ」「女らしさ」といった固定観念が影響している可能性もあると、NPO法人mimosasはコメントしています。自分だけが同意を取らなければ、あるいは取られなければ、と思ってしまうような意識が、この難しさに繋がっているのかもしれませんね。

3. 「関係を壊したくない」という不安と「学びの不足」が壁に
では、なぜ「難しい」と感じるのでしょうか。調査によると、その理由は「断られるかもしれない不安」(53.7%)、「雰囲気を壊してしまうのではという懸念」(54.4%)、「どう伝えればよいか分からない」(54.1%)が上位を占めています。これは、相手を大切にしたい、関係性を良好に保ちたいという気持ちがあるからこその悩みですよね。賢作も、そうした経験がないわけではありません。
そして、もう一つ見逃せないのが、「同意の取り方・伝え方を学んだことがない」と回答した人が全体の62%にも及ぶという事実です。特に26〜33歳の女性グループでは75%にもなるとのこと。価値観としては「同意は大切」と共有されているのに、具体的なコミュニケーションの方法は十分に教えられていないのが現状のようです。


4. 「同意」は信頼を深めるコミュニケーション
しかし、ポジティブな側面もたくさんあります。シチュエーション別に「同意を取られること」について尋ねた設問では、「安心する」「信頼できる」「嬉しい」といった感情が、ほぼすべてのシチュエーションで4割以上を占めています。これは、同意が単なるルールではなく、お互いの安心感と信頼関係を育むための大切なコミュニケーションであることを示しているのではないでしょうか。
また、「断ったことで困ったことや良かったことがあったか」という問いに対しては、「特に困ったことも良かったこともない」が最も多い回答でした。さらに、「話し合いながら関係を進めることができた」「不安を解消できた」「信頼関係が深まった」といったポジティブな回答も10%程度見られます。これって、「断ること」は特別にネガティブなことではない、という証拠ですよね。むしろ、正直な気持ちを伝え合うことで、より健全で強い関係が築けるのかもしれません。

5. 日常で実践できる「同意」への第一歩
今回の調査結果を受けて、Tinderはアプリ内で啓発カードを配信するなど、具体的な行動を始めています。また、TinderとNPO法人mimosasは、安心して出会いを楽しむための情報や、同意に関する理解を深めるためのコンテンツを積極的に提供しています。私たちも、これらの情報を活用して、日々のコミュニケーションに「同意」を取り入れるヒントを見つけられるはずです。
mimosasの公式Instagramアカウントでも、同意に関する様々な情報が発信されています。
賢作としては、同意は「特別なルール」ではなく、お互いを尊重し、心地よい関係を築くための「心強いヒント」だと信じています。少し勇気がいるかもしれませんが、相手の意思を尋ね、自分の意思を伝えるという小さな一歩が、きっと関係性をより豊かにしてくれるでしょう。今日から、身近な人とのコミュニケーションの中で、「これはどうかな?」「これで大丈夫かな?」と、ちょっと立ち止まって考えてみることから始めてみませんか?
それでは、また。賢作でした。



