高校生の「リアル」が詰まったオノマトペランキング
株式会社ワカモノリサーチが全国の現役高校生(男女)323名を対象に実施した「よく使うオノマトペ(擬音語)」調査の結果が発表されました。この調査は、日常会話で何気なく使われるオノマトペから、令和の若者の感情やその場の様子を読み解くことを目的としています。

それでは、ランキング形式で見ていきましょう。
第1位:ワクワク(22.3%)
堂々の1位は「ワクワク」でした。全体の22.3%の高校生がこの言葉を挙げたそうです。
賢作の解説:未来への期待と日常の充実感
高校生が「ワクワク」をよく使う理由としては、主に以下の3点が挙げられます。
- 日々の学校生活の充実:「毎日たのしいから」「よく友達同士で使う」「そういう場面が多いから」といった声が多く聞かれました。修学旅行や体育祭、文化祭といった学校行事、部活動の大会やイベントなど、高校生活には「ワクワク」する瞬間が数多く存在します。
- 新しいことへの挑戦と期待:「新しいことに挑戦する機会が多いから」「人生ワクワクしたいから」といった前向きな意見も見られました。進路、部活動、恋愛、趣味など、未来に向かって様々な挑戦を続ける高校生にとって、この言葉はまさに彼らの心境を表していると言えるでしょう。
- ポジティブな感情の共有:友達同士の会話で自然と出てくる言葉として定着しており、共有する楽しさや期待感をストレートに表現するのに欠かせない言葉のようです。
私たち30代、40代になると、日々の仕事や家庭で「ワクワク」する機会が減ってしまっている、と感じる方もいるかもしれませんね。でも、彼らのこの純粋な「ワクワク」は、私たちにも大切な何かを思い出させてくれる気がします。
第2位:ドキドキ(13.9%)
続いて2位にランクインしたのは「ドキドキ」で、13.9%の高校生が支持しました。
賢作の解説:緊張とときめきの幅広い感情
「ドキドキ」が選ばれた背景には、高校生ならではの様々な感情が隠されています。
- 日常的な緊張感:「緊張しいだから」「学校だと緊張する場面が多いから」という意見が多く見られました。人前での発表や先生・先輩との会話など、集団生活の中で緊張を感じる場面は少なくないようです。
- 結果が求められる場面でのプレッシャー:「試合前によく使うから」「定期テストや模試など、テストがたくさんあるから」といった声も。勉強や部活動に打ち込む生徒にとって、結果が伴う場面での「ドキドキ」は避けられない感情と言えるでしょう。
- 恋愛や推し活によるときめき:「恋してる」「恋バナで使うから」「推しにドキドキしているから」といった、甘酸っぱい理由も挙げられました。片思いや憧れ、告白前の緊張感、そして最近人気の「推し活」で感じる高揚感など、高校生にとって「ドキドキ」は欠かせない感情のようです。
「ドキドキ」というと、昔は恋愛のイメージが強かったですが、今は推し活など、対象が広がっているのが興味深いですね。私たちも、仕事や人間関係で感じる緊張だけでなく、日々の生活に「ときめき」を見つけることを意識したいものです。
第3位:イチャイチャ(5.6%)
3位には「イチャイチャ」が5.6%でランクインしました。
賢作の解説:オープンな恋愛表現と友情の証
「イチャイチャ」が上位にくるのは、まさに高校生らしい結果だと感じますね。
- 恋愛感情のストレートな表現:「イチャイチャすることが多いから」「イチャイチャしたいから」「彼女の話を友達にする時によく使う」といった声から、彼氏彼女の間の親密な関係を表す言葉として浸透していることがわかります。
- 友達との茶化し合い:「友達が彼氏とイチャイチャしてるから」「周りにカップルがたくさんいて使うから」「友達のカップルをおちょくる時に使うから」といった理由も。カップルをからかったり、恋愛の噂話で盛り上がったりする際にも使われ、友人関係における「微笑ましいオノマトペ」としての側面もあるようです。
大人になると、人前で「イチャイチャ」なんて、ちょっと恥ずかしいと感じるかもしれませんが、彼らにとっては自然な感情表現であり、友情を深めるツールにもなっているのかもしれませんね。
4位以下の注目オノマトペ
4位以下にも、高校生らしさが垣間見えるオノマトペが続きます。
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第4位:ニコニコ(2.8%)
「よく笑うし笑ってる人をよく見るから」「常に笑顔でいるから」といったポジティブな理由が目立ちました。響きが可愛らしく、人の表情や雰囲気をストレートに伝えられるため、日常会話で使いやすい言葉として親しまれているようです。 -
第5位:キラキラ(2.5%)
「星が好きだから」「推しが輝いてるように見える時に使うから」といった声が挙がりました。「キラキラJK」という言葉があるように、憧れの対象や理想の姿を表現する際にも使われることが多いようです。 -
第6位:パクパク(2.2%)
「食べるのが好きだから」「美味しいもの食べるから」など、育ち盛りの高校生ならではの回答が集まりました。食事の様子を表現する際に親しみやすく、コミカルな響きも支持される理由かもしれません。 -
第7位:イライラ(1.9%)
唯一のネガティブな感情を表す言葉として「イライラ」がランクイン。「日常で使うことが多い」「ストレスがたまるから」といった声から、勉強、部活動、人間関係など、高校生活で感じる様々なストレスや不満を表現する言葉として使われていることがわかります。時として、彼らの小さなSOSのサインになっているのかもしれませんね。
今回の調査結果の詳細は、「ワカモノリサーチ」のウェブサイトでご覧いただけます。
まとめ:若者言葉から見えてくる、彼らの「今」を理解するヒント
今回の高校生がよく使うオノマトペランキングを見て、いかがでしたでしょうか?「ワクワク」「ドキドキ」「イチャイチャ」といった上位の言葉からは、彼らの充実した学校生活、未来への希望、そして恋愛に対する真っ直ぐな感情が伝わってきますよね。一方で「イライラ」がランクインしていることから、彼らが抱えるストレスや悩みも垣間見えます。
私たち大人が若者言葉を完全にマスターする必要はないかもしれません。しかし、彼らが使う言葉の背景にある感情や文化を少しでも理解しようとすることは、とても大切なことだと賢作は思います。
お子さんとの会話で、職場の若い世代とのコミュニケーションで、あるいはマーケティング戦略を考える上で、今回のランキングが皆さんの新たな気づきとなり、若者との良好な関係を築く一助となれば嬉しいです。
ぜひ、今日から若者の言葉に耳を傾けてみてください。きっと新しい発見があるはずですよ。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。賢作でした!


