MBTIは人間関係の「入口」になる
Z-SOZOKENの調査によると、Z世代の52.6%がMBTIを通じて人間関係にプラスの影響があったと回答しています。さらに、MBTIを会話に使った層では、68.4%が自己開示にも効果を感じているという結果が出ているんですよ。これは、MBTIが単なる診断ツールではなく、人と人との関係を始めるための「スイッチ」として機能していることを示唆していると言えるでしょう。
ここで言う「MBTI」は、公式なMBTI assessmentではなく、一般的にSNSなどで親しまれている無料の16Personalities診断や、4文字タイプを使ったコンテンツを含んでいます。
では、具体的にMBTIがどのように私たちの人間関係に役立つのか、5つのポイントに分けて見ていきましょう。
1. 初対面や関係が浅い相手との「会話のきっかけ」になる
合コンや職場の飲み会、子どものPTA活動など、初対面の人と話す機会って意外とありますよね。そんな時、何を話せばいいか迷ってしまうことって少なくないはずです。MBTIは、そんな時に「あなたは何タイプですか?」という軽い話題から会話を始めることができる、とても便利なツールになります。

「私は〇〇タイプなんですが、賢作さんは何タイプですか?」なんて会話から、お互いの性格や考え方について、深く掘り下げすぎずに話せるのは、なんだかホッとしますよね。共通の話題があるだけで、会話のハードルはぐっと下がるものです。
2. 相手との「違い」を理解する補助線になる
人間関係でつまずくことって、多くの場合「相手の考えていることがわからない」「なぜそんな行動をするんだろう?」といった、お互いの違いから生じることが多いのではないでしょうか。MBTIは、相手の思考パターンや行動原理を理解するための「仮説」を与えてくれます。

例えば、「相手が感情型(F)なら、論理だけでなく感情にも寄り添うように話してみようかな」「計画型(J)の人には、アポイントは早めに取った方がいいかも」といったように、相手に合わせた接し方を考えるヒントになるでしょう。これは、人間関係をスムーズにする上で、とても大切な視点だと僕は思います。
3. 「自己開示」のきっかけをくれる
人間関係にプラスの影響があったと答えたZ世代の層では、68.4%がMBTIを知った後に自分のことを話しやすくなったと回答しています。これは、MBTIが自己開示を促す効果があることを示しているのではないでしょうか。

自分のタイプを話すことで、「あ、私ってこういうところあるんですよ」と、普段は話しにくい自分の内面や特性を、気軽に相手に伝えることができるんです。相手もそれに合わせて自分のことを話してくれるかもしれませんし、お互いの理解が深まるきっかけになるはずです。診断結果そのものよりも、それを使って会話できた経験が、関係を深める価値を生むのかもしれませんね。
4. 人間関係を「ゲーム」のように楽しめる
MBTIは、友人やパートナーとの関係を、より楽しく、遊び心を持って深めるツールにもなります。「私たちって相性いいね!」と盛り上がったり、「まさか、あの人がこのタイプとは!」と意外な発見があったり。診断結果を元に、お互いの「あるある」を話したりするのも楽しいものです。
恋愛の話題で、「このタイプとこのタイプは相性が良いらしいよ」なんて話を友達とすることも、きっとあるでしょう。これは、関係を「照合する」という使い方にもつながり、診断上の相性と実際の関係を比較してみることで、より一層、相手への理解を深めることができるかもしれませんね。
5. ただし、決めつけは「絶対NG」
ここまでMBTIの良い面をお話ししてきましたが、賢作が特に気をつけたいと感じるのは、「MBTIのタイプで相手を決めつけない」ということです。便利なラベルだからこそ、会う前から「このタイプだからこういう人だろう」と判断したり、本人の言葉よりもタイプを優先したりすると、偏見につながってしまう可能性があります。

MBTIはあくまで「補助線」であり、「会話のきっかけ」や「違いへの仮説」として活用することが大切です。診断結果を鵜呑みにせず、目の前の相手としっかりと向き合い、対話を重ねることで、本当の関係性が育まれるのだと僕は思います。
レポートを読んで、MBTIを「入口」にしてみませんか?
今回ご紹介した内容は、Z-SOZOKENの調査研究レポートの第3章の一部です。レポート本編では、自己理解、人間関係、SNS接触、商品化、再診断文化など、Z世代のMBTIに関する多角的な分析がされています。企業がMBTIを若年層向けコミュニケーションへ活用する際の設計原則と注意点も収録されていますので、ご興味があればぜひ読んでみてください。
MBTIは、相性の答えを教えてくれるものではなく、人間関係の「入口」を開いてくれるスイッチのようなもの。まずは軽い気持ちで自分のタイプを診断してみたり、友人や職場の仲間と話題にしてみたりすることから始めてみてはいかがでしょうか?
きっと、新しい発見や、これまでとは違ったコミュニケーションが生まれるはずですよ。ぜひ、MBTIをきっかけに、あなたらしい人間関係を育んでみてくださいね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!賢作でした。


